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下照姫命（したてるひめのみこと）
その昔、優しく美しい下照姫命は、父親である大国主命（おおくにぬしのみこと）とともに、出雲に暮らしていました。やがて最愛の夫の死や出雲との別離を乗り越え、辿りついたのがこの東郷湖一帯でした。下照姫命はこの地に農業や医療技術（安産）を普及し、人々から愛され、慕われたといいます。
羽衣石城・羽衣石山の天女伝説
その昔、東郷湖のそばにある羽衣石山に天女が現れ、村の若者と結ばれます。けれども、失くしたはずの羽衣を見つけ、天に帰ってしまいました。夫や子供たちは悲しみにくれ、笛や太鼓の音が天に届くようにと、天女の帰りを願ったそうです。